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Dynamics 365 Intelligent Order Management の一般提供を開始

(本投稿は米国時間2021年8月9日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

このたびマイクロソフトは、Microsoft Dynamics 365 Intelligent Order Management の一般提供を開始しました。Dynamics 365 Intelligent Order Management は、受注からフルフィルメントへのオーケストレーションまでのオムニチャネルの変革を加速させるクラウドベースのソリューションです。

消費者は、シームレスなオムニチャネルの購買体験と、複数の迅速な配送オプションがある購買後体験が提供されることをますます期待するようになっています。企業はこの期待に応えるために、顧客が注文をしてから配送が完了するまでの注文ライフサイクル全体を一元管理するソリューションの導入に乗り出しています。Dynamics 365 Intelligent Order Management を使用すれば、将来の受注や複雑なフルフィルメントにすばやく適応できると同時に、オンラインやアプリで注文して店舗内やカーブサイドピックアップで受け取るといった新たな購入方式にも対応できるようになります。

Intelligent Order Management では、クロスチャネルの在庫をリアルタイムで可視化したり、高度な分析機能を利用したりすることができるため、ビジネス プロフェッショナルの的確な意思決定がサポートされます。また、AI を活用した注文インサイトを利用すれば、使いやすいドラッグ アンド ドロップ ツールを使用して注文フルフィルメント ジャーニー モデルを再構築したり、調整したり、ボトルネックをプロアクティブに解消したりすることができます。また、サプライチェーン全体の効率化を図り、必要なタイミングでコスト効率よく顧客のニーズを満たすことができます。

Microsoft Dynamics 365 Intelligent Order Management のスクリーンショット。リアルタイム在庫と AI の活用により、ルールベースの注文オーケストレーションを可能にする単一ソリューション。

注文フルフィルメントが競争力のカギに

Statista の統計調査によると、「2019 年、米国では当日配送市場が 58.7 億米ドルに達しており、2024 年には 156 億米ドルに達すると予測」されています。また、「米国では eコマースの当日配送が、特に要望の多いサービスの 1 つ」となっています。¹

マイクロソフトは、この当日配送のニーズの高まりを、企業が注文管理を競争力に変えるチャンスだと捉えています。Intelligent Order Management は、こうしたデジタル コマースのニーズの増加に対応するための機能を提供します。これにより、企業の皆様が AI と機械学習によるリアルタイムのオムニチャネル在庫データを利用してフルフィルメントを自動化、最適化できるようにしていきたいと考えています。

詳細については、ウェビナー「注文フルフィルメントを競争力に変える (英語)」をご覧ください。

構成可能、コーディング不要

Gartner® によると、「2023 年までに、中規模から大規模の企業の半数が、戦略的アプリケーション プラットフォームの 1 つとしてローコード アプリケーション プログラム (LCAP) を採用するようになる」² と予測されています。マイクロソフトのソリューションは、このローコード/ノーコード (LC/NC) アプリケーションのトレンドにも対応した、構成可能でコーディング不要のよりモダンなオープン プラットフォームとして設計されています。さらに、強力でシンプルなドラッグ アンド ドロップのインターフェイスを活用して注文フローを再構成することにより、生じた混乱にユーザーがプロアクティブに対処することも可能です。マイクロソフトのエコシステムは拡大を続けており、さまざまなERP、受注、フルフィルメント、配送パートナーへの構築済みのコネクタ (英語) を活用できます。ユーザーはそうしたツールを活用して、最新のフルフィルメント手法を迅速に導入し、拡張することができます。

こちらの短い紹介動画をご覧ください。

ソリューション アーキテクチャ

マイクロソフトが Intelligent Order Management で目指していることの 1 つは、さまざまなソースからの注文を集約し、アプリケーション内の注文オーケストレーションやプロセス レイヤーに流し込むことです。そして、Intelligent Order Management のイベント主導型注文オーケストレーション サービスによって、さまざまな API から異なるシステム コネクタへとトリガーされたイベントを整理し、フルフィルメントに関する意思決定を最適化します。この意思決定は、すべてのフルフィルメント パートナーや業者を含む注文ライフサイクル全体にわたって継続的に伝達され、追跡されます。

また、Intelligent Order Management は、企業内の他のレガシ システムと併用できるようにする狙いもあることから Microsoft Power Platform 上で構築されているため、サプライチェーンにおける制約や混乱に迅速に適応 (英語) し、インテリジェントに対応するために必要なローコード/ノーコードの環境をユーザーに提供できます。

次のステップ

Dynamics 365 Intelligent Order Management では、ルールベースのシステムと効果的な例外処理により、フルフィルメントをインテリジェントに整理し、注文フローを自動化できます。この画期的なソリューションでは、在庫や注文の流れをリアルタイムで可視化することも可能です。そして何より、あらゆる注文経路をすばやく調整、変更することができます。Intelligent Order Management は機械学習を利用してビジネス ユーザーが例外処理にどのように対応したかを学習することによって、毎回より的確な推奨事項を提示します。それにより最適な在庫レベルを実現し、キャッシュフローを改善できます。

Intelligent Order Management を導入してぜひ新たな段階へとお進みください。無料試用版は今すぐご利用いただけます。eBook「経験豊富な CSCO による注文管理の変革ガイド (英語)」では、注文管理システムを変革することによる 5 つのメリットを紹介しています。

1- Same-day delivery market size in U.S. 2019-2024」、E. Mazareanu2021 5 12 (英語)

2- Gartner® Magic Quadrant for Enterprise Low-Code Application Platforms2020 9 30 日、Paul VincentYefim NatisKimihiki LijimaJason WongSaikat RayAkash JainAdrian Leow (英語)

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