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Microsoft 365 と Dynamics 365 で統一したサービス体験を提供開始

Mamiko Santagata Profile Picture Mamiko Santagata Microsoft Employee
A woman wearing a headset and sitting at a computer
By Alan Ross, Vice President, Customer Service AI

(本投稿は米国時間2026年6月30日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

Microsoft 365 Copilot における Service Agent および MCP ツールの一般提供(GA)開始により、サービス組織はカスタマーサービス領域で Copilot のメリットを引き続き享受できるようになりました。さらに、Dynamics 365 と Microsoft 365 の両方が提供する豊富な業務コンテキストと信頼性の高いインテリジェンスによって、その価値は一層強化されています。これにより、経験の浅い担当者からベテランのカスタマーサービス担当者まで、あらゆる従業員が Microsoft のツールを活用し、顧客により優れたサポート体験を提供できるようになります。
今回のリリースでは、チャット内で利用できるリッチでインタラクティブなアプリ体験が追加されました。これにより、カスタマーサービス担当者はテキストベースの対話型 UI のみに依存する必要がなくなります。担当者は会話から離れることなく、問題の調査、複雑な業務プロセスの遂行、そしてタスクの完了を行うことができます。その結果、より接続性が高く、アクション指向の体験が実現し、サービス担当者は状況理解から問題解決までをより迅速に進められるようになります。これは Dynamics 365 Customer Service だけでなく、Microsoft 365 全体のアプリケーションにわたって実現されます。


「Service Agent で私たちが最も期待しているのは、リアクティブな検索からプロアクティブなインテリジェンスへの進化です。チームが一日の業務を開始する時点で、必要なコンテキストや依存関係、引き継ぎ事項がすでに提示されており、その信頼できる情報を一元的に活用して行動できるようになることで、サービス業務の進め方そのものが変わります。」
― DP Indetkar, Northern Trust




プレビューから一般提供(GA)へ

Microsoft は 2026 年 3 月に Service Agent のパブリック プレビューを公開し、Dynamics 365 と Microsoft 365 全体にわたる自然言語による推論機能を提供しました。Service Agent は、ケースの優先順位付け、顧客とのやり取りの要約、Dataverse や SharePoint に保存されたナレッジの提示を行います。また、チームは統合された Copilot エクスペリエンス上で、ケースの更新、メモの追加、子ケースの作成を実行できるようになりました。

これらのプレビュー機能により、サービス チームはより迅速に立ち上がり、自信を持って対応できるようになり、手作業による負担を減らしながらケース データを最新の状態に維持できるようになりました。Work IQ を通じて Microsoft 365 と Dynamics 365 のコンテキストを統合し、既存のアクセス権限を尊重しながら、Service Agent はサービス関連の質問を自然な言葉で行い、業務の流れの中で統合・要約された根拠付きの回答を得られる環境を実現しました。

一般提供(GA)に伴い、Service Agent は単なる「回答」や「要約」を行うツールから、サービス業務全体にわたってアクションを実行できるエージェントへと進化しました。Service Agent は、サービス業務向けに設計された強力な MCP(Model Context Protocol)サーバーを基盤としており、70 を超える新しい MCP ツールと、20 を超えるコア製品の機能強化を提供します。これにより、Service Agent はカスタマーサービスチーム向けの実行可能なエージェントとして機能します。さらに、標準提供(Out-of-the-box)機能の幅広いカバレッジと深い機能性を備えるだけでなく、組織固有の業務要件に合わせて調整できる拡張性とカスタマイズレイヤーも提供します。これにより、各企業は自社のニーズに最適化されたサービス体験を構築できるようになります。








図1:Copilot の会話内にインラインで表示される、動的に生成されたレスポンシブアプリ

サービス業務全体を支援する新機能

一般提供(GA)に伴い、Service Agent はサービス業務ライフサイクル全体へ対応範囲を拡大し、サービス担当者が会話から離れることなく、課題の理解、回答の発見、アクションの実行、成果の改善を行える高価値な機能を提供します。

・ケースおよび顧客コンテキスト:ケース、会話履歴、アカウント、連絡先、タイムライン、関連するサービス活動を迅速に要約し、担当者が顧客の状況全体をより早く把握できるよう支援します。

・ ナレッジ検索と回答生成:Dataverse、SharePoint、Microsoft 365 全体に存在する信頼できるナレッジソースを横断して検索・統合・ドラフト作成を行います。根拠に基づいた回答を提供することで、担当者が自信を持って顧客対応できるようになります。

・サービス業務の実行とフォローアップ:ケースの更新、メモやアクティビティの作成、顧客向けコミュニケーションのドラフト作成、次に取るべき最適なアクションの推奨などを、Copilot の会話画面内から実行できます。

・品質管理、コーチング、運用管理:評価インサイト、コーチングシグナル、SLA やキュー状況の可視化、人員配置情報、スーパーバイザー向けモニタリング機能を通じて、一貫したサービス品質の実現を支援します。

・拡張性と管理者向け制御:ロールベースの権限制御、カスタム MCP ツール、環境設定、Microsoft 365 データとのグラウンディング機能を活用し、組織ごとの要件に合わせて Service Agent を設定・管理・拡張できます。

・チャット内エクスペリエンス:永続的かつ自動更新されるウィジェット、ファイルアップロードおよび画像理解、画像生成、サービスデータからのオンデマンドチャート生成、Word、Excel、PowerPoint ファイルの作成、グリッド、フォーム、カードを備えたインタラクティブな Apps-in-Chatなどの高度な機能を提供します。


サービスチームにとって重要な理由

優れた顧客サービスは、「必要なタイミングで適切なコンテキストを得られること」によって実現されます。しかし多くの組織では、サービス担当者が必要とする情報はケース記録、ナレッジベース、メール、会話履歴などに分散しており、さらに個別のアプリケーション内に閉じ込められていることが少なくありません。Service Agent はこの課題を解決します。Work IQ を通じて Microsoft Graph と Dataverse のデータに基づく適切なコンテキストを Microsoft 365 Copilot に提供することで、担当者がどこで業務を行っていても、状況を理解し、判断し、行動できるようになります。

サービス組織にとっては、担当者の生産性向上、問題解決時間の短縮、ナレッジ活用の標準化、ケース管理品質の向上といったメリットが期待できます。またサービス担当者にとっては、システム横断で情報を探す時間の削減、対応後の事務作業の削減、顧客対応への集中が可能になります。さらに、新任メンバーであっても、必要な知識や顧客の意図が自動的に提示されるため、立ち上がり期間を短縮できます。

一般提供により、サービス組織は Service Agent をより多くのチームへ展開し、AI を活用した支援を日常業務へ一貫して組み込めるようになります。また、役割単位、アプリモジュール単位、キュー単位で細かく制御でき、いつでも元に戻せる設定が用意されているため、既存環境と並行運用しながら段階的に導入することも可能です。


提供開始

Service Agent は現在一般提供(GA)されています。サービス担当者は、Dynamics 365、Teams、Outlook の業務フロー内で、根拠付きの迅速な回答取得、ケースや顧客コンテキストの確認、サービス業務全体にわたるアクション実行を行うことができます。

導入にあたっては、ケースデータ、ナレッジ、およびサービス業務フローへアクセスするために Dynamics 365 Customer Service(Enterprise または Premium)ライセンス が必要です。さらに Microsoft 365 Copilot ライセンス を保有することで、ケースコンテキスト、Microsoft 365 データ、AI アクションが統合されたフル機能エクスペリエンスを利用できます。管理者は Microsoft 365 管理センターから Service Agent をプロビジョニングできます。Service Agent の一般提供は重要なマイルストーンであり、サービスチームがより迅速に、より明確に、そしてより高い自信を持って問題解決を行うための新たな一歩です。

Microsoft は、組織が Service Agent を活用して、常に十分な準備を整え、顧客コンテキストに基づいた判断を行い、すべてのケースを着実に前進させていくことを期待しています。


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