Process Advisor のタスク マイニングの機能強化で、より迅速なインサイトの取得が可能に
(本投稿は米国時間2021年2月10日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)
2022 年 1 月に、Process Advisor に対して複数の機能強化を実施し、タスク マイニング機能でさらにすばやく簡単にプロセスを可視化しインサイトを取得できるようになりました。お客様にご意見をうかがい、データを調査し、社内で試験運用を行ったところ、従来のタスク マイニングのエクスペリエンスには次の 3 つのボトルネックがあることがわかりました。
- 分析用記録データの準備に時間がかかる
- 記録データを [Ready to analyze] に設定する必要があり、インサイトを取得するまでに余計な手間がかかる
- 記録ツールから記録データの詳細に移動するまでのクリック操作が多すぎる
この記事では、上記の課題をどのように解消して、インサイトを得るためにかかる時間と手間を軽減したかをご紹介します。
記録データからアクティビティを自動作成
お客様からのフィードバックでも指摘されたように、画面の記録データを手動で準備するのはとても面倒です。これまでは以下の作業を行う必要がありました。
- 記録したアクション (マウス操作やキーボード イベントなど) を確認する
- わかりやすいグループ設定を特定する
- 各グループ (アクティビティ) のラベルを定義する
このたび、Process Advisor で記録データからアクティビティを自動作成できるようになりました。関連する記録データのアクションが 1 つのアクティビティに自動でグループ化され、使用されたアプリケーションとウィンドウに基づいてユーザーのアクションを正確に表すラベルが作成されます。自動作成されたアクティビティは、そのまま使用することも、個別に編集することも、すべて削除してゼロから作成し直すこともできます。
アクティビティを編集すると「Auto created」タグが削除されるため、そのアクティビティが編集したものか、後から追加されたものかを簡単に区別できます。このため、初めて利用するユーザーはプロセスのアクティビティをすぐに把握することができ、上級ユーザーはアクティビティを調整して適切な結果を得ることができます。
[Ready to analyze] を削除
このアクティビティの自動作成機能を活用して、分析の手順も効率化したいと考えました。毎回 [Ready to analyze] 設定を切り替えるのは面倒でしたが、記録データから 2 つのアクティビティが作成された時点で分析を開始できるようにしました。
記録ツールから Process Advisor へのリンク
データの記録後に、Process Advisor ポータルから記録データの詳細に移動できる新しいボタンが追加されました。これまでそのページにたどり着くには何度もクリックする必要があり、余計な手間がかかっていました。
Process Advisor の利用を開始して、強化された機能をぜひお試しください。
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