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Dynamics 365 Finance and Operations のライセンス管理の簡素化: ユーザー ライセンス検証の改善

Keita Nomura Profile Picture Keita Nomura

(本投稿は米国時間2025年9月25日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

Georg Glantschnig (AI ERP 担当コーポレート バイス プレジデント)
2025 9 25

あらゆる人がより多くのことを達成できるよう支援することをミッションとするマイクロソフトは、製品とサービスの設計に、エンタープライズレベルのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、透明性を組み込んでいます。この取り組みの一環として、Dynamics 365 Finance and Operations アプリケーションのアクセスとライセンスを最適化するために、管理者用のツールやレポートを改善してオファリングを進化させ続けています。

2025 4 30 日に、Power Platform 管理センターのユーザー ライセンス レポートに一連の改善を加えて、お客様がすべてのセキュリティ ロールのライセンス使用状況を包括的に可視化できるようにしました。これらの改善は、以前に各種ガバナンス ツールを改善した流れを受けて実施されました。これについては、Dynamics 365 のライセンス管理の簡素化に関する 3 月のブログ投稿に記載されています。これらのアップデートは、組織がライセンス フットプリントをより適切に理解して管理できるようにするためのものです。

マイクロソフトは、準備のための時間をお客様がより長く取れるように、アプリ内の通知とユーザー単位のライセンス検証に関するタイムラインを更新しています。よりスムーズで予測可能なエクスペリエンスを提供するために、ライセンス検証は、お客様の契約更新日や契約応当日に合わせて段階的にロールアウトする予定です。同時に、透明性を高め、ライセンス フットプリントを管理するお客様の全体的なエクスペリエンスを向上させるために、追加のツールとレポート機能を導入しています。

マイクロソフトが段階的なアプローチを取る理由

2026 1 15 から、この日以降に契約更新日または契約応当日を迎えるお客様に対して、Dynamics 365 Finance and Operations アプリケーションのライセンス検証を開始します。お客様の組織にライセンス検証がどのように適用されるかについては、FAQ をご覧ください。このアプローチは、次のように複数の重要なメリットをもたらします。
  • 先回りの対応: 検証時期を契約上のマイルストーンに合わせることで、お客様がユーザー数やライセンス ニーズの見直しを計画できるようになります。
  • 業務への影響の低減: このタイミングにすることで、業務に中断が生じる可能性を抑えながら、必要な調整を計画して実施できるようになります。
  • 拡張性と透明性の確保: タイムラインを調整することで、ライセンス検証が実施されるときの透明性が高まるため、お客様が事前に計画しやすくなります。
: こちらのお客様向けブログに記載されているように、猶予期間を与えられているお客様には、今後もそのステータスが適用されます。

組織の皆様には、今後も中断が発生することなく継続して利用できるように、事前にライセンスを確認して割り当てておくことをお勧めします。技術的検証が実行された後、ライセンスを割り当てられていないユーザーは、ライセンスを割り当てられるまで、これらのアプリケーションを利用できなくなり、代わりに、適切なライセンスを管理者に要求するように求めるプロンプトが表示されるようになります。



スムーズに移行するための準備 

2026 1 15 から始まるライセンス検証プロセスにお客様が自信を持って対応できるように、マイクロソフトは、準備を整えるための明確な手順を説明しています。

この重要なマイルストーンに向けて、管理者の皆様には、次の手順を取っていただくことをお勧めします。 

  1. ライセンス要件について理解する: ライセンス モデルを確認し、セキュリティ ロール、職務、特権がライセンス タイプにどのようにマッピングされるのかを明確に理解します。
  2. ユーザー ロールとライセンスのマッピングを確認する: Power Platform 管理センターまたは Dynamics Lifecycle Services のレポートを使用して、アクティブ ユーザー数やそれぞれのライセンス要件の概要を生成します。
  3. ロールとライセンスを最適化する: Dynamics 365 Finance and Operations ライセンス使用状況概要レポートを使用して、不要な権利やアクセス許可を削除してユーザー ロールの割り当てを最適化する機会を見つけます。
  4. Microsoft 365 管理センターでライセンスの割り当てを調整する: Microsoft 365 管理センターで適切なライセンスをユーザーにプロビジョニングして割り当て、レポートでマッピングされたライセンス タイプと一致するようにします。必要であれば、追加ライセンスを予約したり注文したりします。

このガイダンスに従うと、Microsoft Cloud ソリューション全体の Dynamics 365 Finance and Operations ライセンスを管理するうえで、スムーズな移行と組織体制の構築が容易になります。このようなライセンス割り当ての一元化へのシフトは、管理プロセスを簡素化して、可視性、セキュリティ、ガバナンスを向上させるというマイクロソフトの取り組みを表しています。

詳細については、次のリソースを使用して、最新のレポート ツールへの対応を続けてください。


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