Microsoft Power Automate と Microsoft Teams でデジタル ワークスプレイスを自動化
本投稿は米国時間7月21日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。
Microsoft Power Automate は、マイクロソフトまたはサードパーティのアプリやサービスを柔軟にローコードで自動化する、デジタル プロセス オートメーション (DPA) やロボティック プロセス オートメーション (RPA) などのソリューションを提供し、企業の変革をサポートします。変革の促進剤として、コラボレーション ツールや自動化ツールが重要視される現在、マイクロソフトは Microsoft Power Automate と Microsoft Teams の連携強化を積極的に進めています。
Power Automate は、1 つ以上のアクションをトリガー起点として、ロジックベースの構成要素を組み合わせながら個人やチームのワークフローを自動化するローコード ソリューションです。Microsoft Teams (英語) と組み合わせることで、フローを統合したり、組織内でサイロ化されたワークフローを連携したりできます。Microsoft Teams で Power Automate を使用すると、あらゆるユーザーのさまざまなアクションを自動化できます。今回は、Microsoft Teams 内でネイティブに使用でき、個人やチームの作業を簡素化する Power Automate の新機能をご紹介します。
作業を合理化し Teams から直接ワークフローを作成
新たに導入されたトリガーでは、「Dynamics でレコードを作成する」、「Planner でタスクを作成する」などの Teams のメッセージを、ビジネス プロセスの起点にすることができます。また、フローの中で追加情報が必要な場合に、シンプルなフォームを作成して Teams でユーザーに記入してもらうこともできます。具体的には、以下のような用途が考えられます。
- チャットを営業活動に反映: Teams の会話が開始されるとフローがトリガーされ、更新内容を CRM システムに自動送信します。
- Teamsメッセージから作業項目やタスクを作成: Teams メッセージから直接、チームの作業項目を作成するフローがトリガーされると、チームの新規アクションをすばやく作成またはリクエストします。
- SharePoint リストの情報を整理: SharePoint リスト内の Teams メッセージの重要情報を追加、追跡して、常に最新情報を提供します。
最新機能の詳細については、こちらのドキュメント (英語) をご覧ください。
最新のコネクタで Teams の自動化機能を拡張
Teams コネクタの新機能により、Teams の自動化機能が拡張され、以下のアクションが可能になります。
- Teams 会議の作成: リモート ワークに不可欠な Teams 会議を、ワークフロー内で作成できるようになります。このアクションでは、カレンダー イベントを作成したり、Teams の参加リンクを生成したりできます。
- Teams ユーザーの @ メンション: "Get @ mention" トークン アクションが新たに追加され、フローから送信される Teams メッセージに @ メンションを簡単に使用できます。これにより、ボット メッセージや通常のメッセージで、特定のユーザーに注意喚起することができます。
- チームの作成: ビジネス プロセスの一部としてチームを作成します。新規プロジェクトや対応が必要なインシデントが発生した場合に、必要なメンバーをすばやく集めてチームを作成できます。
Project Oakdale による自動化
新たにリリースされた Project Oakdale (英語) を使用すると、Project Oakdale テーブル上にフロー (英語) を作成できます。この操作も、Teams 内からネイティブに実行できます。Microsoft 365 および Office 365 の有効なサブスクリプションをお持ちの方は、Project Oakdale を無料でご利用いただけます。
- カスタム フローの作成: 即時実行、スケジュール実行、自動実行 (英語) のカスタム フローを Project Oakdale 環境で作成できます。Power Automate は、Project Oakdale テーブルで安全にワークフローを構築できる単一ソリューションです。今回の統合により、Teams 内部でのカスタム ソリューションの構築や展開がきわめて容易になります。
- ワンクリックで自動化: ワンクリックで Teams に展開可能な、キャンバス アプリ、フロー、ボットを使用した構築済みのソリューションも提供しています。
Microsoft Power Platform、 Project Oakdale、Microsoft Teams の最新情報については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。
この機会に Microsoft Teams と Power Automate で構築済みのテンプレートや新しいコネクタを使用して、自動化を始めてみませんか。Teams の最新情報はこちらでご覧いただけます。
今すぐ自動化機能を取り入れて、重要なことに専念しましょう。
関連資料
Project Oakdale の発表に関するブログ記事 (英語)
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