本投稿は米国時間7月21日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。
世界中が急ピッチでリモート ワークへ移行する中、企業間や従業員のオンライン コミュニケーションも激増しています。社内でのよくある問い合わせに、Teams のボットで対応する企業も増えています。たとえば、HR ボットが福利厚生に関する最新情報を提供したり、給与ボットが給与明細に関する質問に回答したり、通勤再開に関する Q&A ボットが安全に職場に復帰するための質問に答えたりすることができます。
Teams はもともと対話型であるため、こうしたバーチャルな担当者とのチャットにも特に違和感は生じません。ボットは一般的な問題をすばやく解決するのに便利です。ボットで解決できない問題があれば、人間の担当者に切り替えたり、チケットを発行したりできます。
Power Platform で作成した基幹業務アプリやボットを Microsoft Teams のプラットフォームに組み込むメリットについて、Forrester (英語) が調査した結果、Teams に組み込まれたボットやアプリが、従業員のエンゲージメント、効率、生産性を大幅に向上できることが明らかになりました。たとえば、社内の問い合わせ対応にボットを利用することで、IT 部門と HR 部門のサポート チケットの発行数を 10 ~ 15% も減らすことができます。
このようなボットの作成には Power Virtual Agents (英語) を使用します。ノーコードのグラフィカル インターフェイスで、ガイドに従いながらすばやく簡単にボットを作成できます。Project Oakdale(英語) の取り組みにより、Power Virtual Agents と Teams がより緊密に統合されました。Teams 内に独自のデジタル アシスタントを簡単に作成し、社内で提供することができます。
給与計算担当は、給与明細の問い合わせに対応するボットを数回のクリックで作成して、Teams で社内に提供できます。財務部門の担当者も、経費精算方法を教えるチャットボットを、Power Virtual Agents で手軽に作成できます。特許事務所の担当者も同様に、アイデアを照合して Excel に格納するボットをあっという間に作成できます。
このすばらしさを伝えるために、別の例を紹介しましょう。ある設備管理者は、従業員から大量に寄せられる職場の安全性に関する問い合わせの対応に追われており、職場復帰ボットを作成したいと考えていました。ボットを作成する手順は以下のとおりです。
Teams に組み込まれているボット作成エクスペリエンスを開く
Power Virtual Agents の直感的なグラフィカル インターフェイスを使って、一般的な質問に回答するシンプルなトピックを作成する
ボットを Teams Apps Store に公開する
たったこれだけの手順で、ボットを作成し、職場復帰に関する質問を処理できるようになります。ボットが答えられない質問があった場合には、設備管理チームにチャット リクエストを送信できるように設定します。こうしておけば、チームが直接対応しなければならない問い合わせを大幅に減らすことができます。
すべての設定は、Teams のインターフェイス内で行えます。この機能を活用すれば、各分野のエキスパート、個人ユーザー、部門担当者、会社の経営者など、社内のだれもが、チームワークのプラットフォームである Microsoft Teams で簡単にチャット ボットを作成できます。
9 月に Power Virtual Agents in Teams のプレビューを発表する予定です。それまで、Power Platform と Teams の統合 (英語) の詳細をご確認ください。その他の最新情報については、Microsoft Teams ブログ (英語) をご覧ください。
ぜひ気軽にボットを作成してみてください。
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