Power Platform の要求数の上限を引き上げ
(本投稿は米国時間2021年11月14日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)
このたび、Power Apps、Power Automate、Power Virtual Agents、Dynamics 365 ユーザーに課されていた Power Platform の 1 日あたりの要求数の制限が大幅に引き上げられます。たとえば、Power Automate per user プランの場合、ユーザーごとの要求数の上限は 1 日 5,000 件から 40,000 件に変更されます。今回の変更により、大半のお客様のシナリオに十二分に対応できるようになると考えています。
ライセンス ユーザーの要求数の上限 |
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製品 |
有料ライセンスあたりの 24 時間の要求数 |
Power Platform (Power Apps per app、Power Automate per flow、Power Virtual Agents を除く) および Dynamics 365 (D365 Team Members を除く) の有料ユーザー ライセンス |
40,000 |
Power Apps の従量課金制プランおよび Power Apps per app、Microsoft 365 プラン (Power Platform へのアクセス権を含む)、Dynamics 365 Team Members の有料ライセンス ユーザー |
6,000 |
Power Automate per flow プラン、Power Virtual Agents の基本プラン、Power Virtual Agents アドオン パック |
250,000 |
Power Platform の要求数の詳細については、aka.ms/platformlimits をご覧ください。
さらに、お客様のシナリオが非常に大規模で、上記の上限では足りない場合でも、Power Platform リクエスト メーターによって、制限されずに要求数を増やせるようになり、上限を超過した分の Power Platform 要求のみが請求されます。たとえば、Power Automate per user ライセンスのユーザーが 1 日で 45,000 件の要求を使用した場合、このライセンスでは 24 時間あたり最大 40,000 件の要求が許可されるため、超過した 5,000 件の料金のみを支払うことになります。詳細については、超過分の従量課金制に関するドキュメントをご覧ください。
注: パブリック プレビュー (21 年 11 月 1 日時点) では、環境を Azure サブスクリプションにリンクした場合、このメーターはレポートや請求の対象外となります。この環境内のユーザーやフローは、制限されたり超過分の料金を支払ったりすることなく、上限以上の要求を消費することができます。レポートと請求は、パブリック プレビューの発表後、数週間で有効化される予定です。
また、前払い式の Power Platform キャパシティ アドオンを改訂し、1 日あたり 50,000 件の要求を提供することで、従量課金制以外の環境でも要求数を増やせるようにしました。
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