web
You’re offline. This is a read only version of the page.
close
Skip to main content

Notifications

Announcements

No record found.

Community site session details

Community site session details

Session Id :
Dynamics 365 Community / Blogs / Microsoft Dynamics ブログ / 注文管理システムを選択する際に検討すべき 3 つの重要事項

注文管理システムを選択する際に検討すべき 3 つの重要事項

Keita Nomura Profile Picture Keita Nomura

(本投稿は米国時間2022年3月28日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

新型コロナウィルス感染症のパンデミックをきっかけに、「注文管理」は物流業務のバックエンドから、サプライ チェーンおよびコマース戦略の中核となる要素へと変化しました。小売業者、消費財 (CPG) 企業、流通業者は、各種デジタル チャネルからのオンライン注文の爆発的な増加に対応できるよう、自社のビジネス モデルの適合を急ぎました。最終顧客や企業は、マーケットプレース、店舗、モバイル アプリ、ソーシャル メディアまで、さまざまなチャネルから購入するようになり、店頭での受け取り、パートナー企業の拠点での受け取り、最寄りのドロップオフ ポイントでの返品、QR コードを使用した返品、自宅での回収など、よりすばやく便利な方法で受け取りや返品が可能になることを期待しています。

注文ソースやフルフィルメントの選択肢が急速に増える中、企業は進化するデジタル コマースの現状に対応できる適切な注文管理ソリューションを必要としています。この記事では、注文管理ソリューションを選択するうえで検討すべき 3 つの重要な要素と、Microsoft Dynamics 365 Intelligent Order Management のメリットについてご紹介します。

1.     オープンな最新プラットフォーム

オンライン ショッピングが一般的になったことに加えて、パンデミックをきっかけに消費者や企業がさまざまな種類の取引をオンラインで行うようになり、デジタル コマースに対してさらなる利便性とパーソナライゼーションが求められるようになりました。オンライン マーケットプレースの増加に伴い、B2B (企業間取引) D2C (消費者直接取引) ビジネス モデルの小売業者、CPG 企業、流通業者、製造業者は、増え続ける外部エコシステムからの受注に対応することが必要になります。複数のソースから受注すれば、その分、注文管理やサプライ チェーンの複雑さが増すため、各企業は e コマースの継続的な進化に対応するために、あらゆるソースからの受注を処理できる注文管理ソリューションを必要としています。

Dynamics 365 Intelligent Order Management では、オープンな最新プラットフォームを企業が利用している既存のテクノロジ スタックとシームレスに統合することができます。また、アーキテクチャは実装期間を短縮できるように設計されており、標準搭載の構築済みコネクタを使用して、Adobe CommerceJ.B. HuntKörberUber FreightAvalaraVertexFlexeBig CommerceFar EyeCommerce ToolsFlintfoxShip StationOrderful をはじめ、注文ソース、配送、税務コンプライアンス、価格計算、物流サービスの各分野における最適なソリューションをパートナー エコシステムから選択することができます。さらに、このプラットフォームのアーキテクチャは構成可能で柔軟性に優れており、サプライ チェーン担当者はサプライ チェーンの可視化という最終目標の達成に向けて、モジュール式かつ API ファーストのアプローチでサプライ チェーン タワーを段階的に構築できます。

その他の拡張機能については、こちらのブログをご覧ください。FedEx と Dynamics 365 がコマース エクスペリエンスを刷新 (英語)

2.     リアルタイムの可視性とインテリジェントなフルフィルメント最適化

2021 年の Gartner® のサプライ チェーンのリスクとレジリエンスに関する調査によると、大企業の 83% が、自社の最優先課題としてサプライ チェーン エコシステムの可視性向上を挙げています1。また別の Gartner® による調査では、最高サプライ チェーン責任者 (CSCO) 60% が、よりすばやく正確に一貫性のある意思決定をリアルタイムに下せるようになることが期待されると回答しています2。ビジネス プロセスのサイクルは短縮され続けており、特に、希望する場所によりすばやく便利に発送されることを期待する消費者の注文管理プロセスでは、その傾向が顕著です。こうした状況で成功を収めるために、企業はオムニチャネルの注文フルフィルメントを簡素化し、リアルタイムの可視性と AI を活用したリアルタイム データを提供するソリューションを必要としています。

Dynamics 365 Intelligent Order Management では、サプライ チェーンおよびコマース担当者がジャーニー オーケストレーション デザイナーを使用して、注文の制約への対応をモデル化し自動化することができます。このローコード/ノーコードの使いやすいユーザー インターフェイスでは、コーディングの代わりにドラッグ アンド ドロップ操作でルールを割り当てることが可能です。Dynamics 365 Intelligent Order Management では、インテリジェントなフルフィルメント最適化サービスを利用して、サプライ チェーン ネットワークの注文フルフィルメントに AI を活用できます。インテリジェントな最適化エンジンにより、適切な製品が適切なソースから適切な数量で確実に配送されるため、常に利益を最大化し、コストを最小化して、サービス レベルの要件を満たすことができます。

pastedimage1650872921580v2.png

pastedimage1650872947180v3.png

3.     導入時間の短縮

あらゆるソースから受注するためには、実装という課題にも対処する必要があります。企業が求めているのは、すばやく利用を開始できる注文管理ソリューションです。多くの企業は、あらゆるソースからの受注に対応できるようになるだけでなく、既存のシステムを新しいシステムに交換するのではなく、補強したいと考えています。自社の注文管理システムを更新している最中で、この条件に該当する場合、実装プロセスで具体的に何が必要になるかを把握することが非常に重要です。たとえば、エンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムや倉庫管理システム (WMS) と統合するためにカスタム コーディングが必要になるかや、顧客関係管理 (CRM) システムや輸送管理システム (TMS) の状態などです。多くの場合、最適なソリューションとなるのは、クラウドベースの iSaaS (サービスとしての統合ソフトウェア) です。このソリューションは、RESTful API を使用して、ローコード/ノーコードのユーザー インターフェイスで簡単に設定できます。

このアプローチを取るアプリケーションによって、サプライ チェーンおよびコマース担当者はレガシ アプリケーションを引き続き活用しながら、アジャイルな Web ベースの最新ソリューションと簡単に接続して統合することができます。Dynamics 365 Intelligent Order Management で採用しているのがまさにこのアプローチであり、それによって提供されるメリットをデジタル トランスフォーメーションのどの段階でも企業が活用して、プロセスを加速させることができます。

詳細については、こちらのインフォグラフィックをご覧ください。注文管理ソリューションを更新すべき主な 5 つの理由 (英語)

次のステップ

注文管理ソリューションに求められる条件は、パートナー エコシステムのソリューションを利用するための構築済みコネクタを標準搭載していること、注文に対するリアルタイムの可視性やインテリジェントなフルフィルメント最適化を提供すること、ERP および CRM システムなどの既存のテクノロジ スタックとシームレスに統合して迅速に利用を開始できることです。しかし、従来のオンプレミスの注文管理システムは、急速に進化する eコマースの世界に対応するために必要な柔軟性に欠ける場合があります。

Dynamics 365 Intelligent Order Management なら、最新のクラウド テクノロジを活用し、既存のプラットフォームと統合して、AI、自動化、注文フローのオーケストレーション、オンデマンドの拡張性を実現する新機能を迅速に実装できます。Dynamics 365 Intelligent Order Management の無料試用版の利用を開始して、注文フルフィルメントを自社の競争優位性に変えましょう。


出典:

1- Gartner、「Infographic: Supply Chain Visibility Is Fundamental to Resilience in Supply Ecosystems」、2022 年 2 月 10

2- Gartner、「Reinventing Supply Chain for the Future, Learn four key innovations」、2021

GARTNER は、Gartner, Inc. Gartner, Inc. 関連会社の米国および世界各国における登録商標およびサービス マークであり、許可に基づいて使用されています。All rights reserved.

Comments

*This post is locked for comments