Office 365 の Microsoft Flow と PowerApps の変更点
この 2 年間、マイクロソフトはお客様が Microsoft 365 を利用してビジネス プロセスを変革できるように、Microsoft Flow、PowerApps、SharePoint リスト、Microsoft Forms、Power BI などのツールをベースにした革新的なビジネス アプリの作成をお手伝いしてきました。
マイクロソフトは、これまでと同様、Flow と PowerApps の価値を強化、拡張できるように引き続き取り組んでまいります。その一環として、今後数か月にわたって以下の新機能をリリースする予定です。
- PowerApps の再利用可能なカスタムのキャンバス コントロール
- PowerApps キャンバス アプリのレスポンシブ デザイン
- PowerApps と PowerApps フォームによる SharePoint ドキュメント ライブラリの強化
- 米国政府向けクラウド (GCC) における PowerApps および Flow の提供開始
お客様は Microsoft 365 プラットフォームを拡張し、コード作成がほぼ必要ない次世代のビジネス アプリケーションを構築してくださっており、その成果には目をみはるばかりです。Microsoft Tech Community Resource Center (英語) では、そうしたすばらしい事例を一部ご紹介しています。
※本稿は、Microsoft Corporation の Chris McNulty が「Updates to Microsoft Flow and PowerApps for Office 365」として2018年11月27日にポストしたブログの参考訳です。
企業のお客様が Office 365 を拡張できるように、Office 365 プランには PowerApps および Flow の機能が含まれています。Office 365 プランの他に、PowerApps および Microsoft Flow の Plan 1 と Plan 2 では、Office 365 以外のデータを Office 365 のエクスペリエンスやスタンドアロン アプリに統合するといった追加機能が提供されます。そしてこのたび、Office 365 プランで提供されるバージョンの PowerApps および Flow と、PowerApps および Flow の Plan 1 と Plan 2 の区別を明確にするために、以下の変更を実施することになりました。
2019 年 2 月 1 日より、以下の機能は PowerApps および Flow の Plan 1 と Plan 2 のみで提供されます。
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PowerApps および Microsoft Flow でのカスタム コネクタの作成と公開
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SharePoint と OneDrive 以外の Flow に統合された HTTP カスタム アクション
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オンプレミス データ ゲートウェイを利用したオンプレミス データの統合
上記の機能のアクティブ ユーザーがいる場合は、2020 年 1 月 31 日または既存の Office 365 サブスクリプション期間満了のいずれか遅い方まで、機能の利用期間が自動的に延長されます。
現時点でアクティブ ユーザーがいなくても、上記の機能を使用する予定がある場合は、サービスが中断することのないように、2019 年 1 月 31 日までにマイクロソフト サポートにチケットを送信して延長をご依頼ください。延長期間は、12 か月間または既存の Office 365 サブスクリプション期間満了のいずれか遅い方までとなります。延長のご依頼は 2019 年 4 月 30 日まで受け付けています。この日付までに延長を行っていない場合は、上記の機能を使用するために PowerApps と Flow の Plan 1 または Plan 2 が必要になります。
Office 365 に含まれる PowerApps または Flow の機能の提供状況に関してご不明な点がございましたら、https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/ をご確認ください。
今回の変更により、一部のお客様にはご迷惑をお掛けすることになるかもしれません。しかし、お客様 1 人ひとりが最適なエクスペリエンスを利用するためにはどうしたらよいか、そのベストな方法がわかりやすく明確になると考えています。

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