マイクロソフトが、2021 年の製品中心型企業向けクラウド ERP の Gartner Magic Quadrant において「リーダー」の1社に
(本投稿は米国時間2021年9月13日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)
Gartner の 2021 Magic Quadrant for Cloud ERP for Product-Centric Enterprises (2021 年の製品中心型の企業向けクラウド ERP のマジック クアドラント) (英語) において、Microsoft Dynamics 365 が「リーダー」の評価を獲得しました。

Dynamics 365 Supply Chain Management と Dynamics 365 Finance は、構成可能な ERP プラットフォーム上で標準化された 2 つのエンタープライズ リソース プランニング (ERP) 機能を企業に提供します。これらは、スタンドアロン ソリューションとしても、緊密に統合された拡張可能なシステムとしても機能します。製品中心型の企業が関心を寄せているのは、クラウドへの移行によって既存の ERP プラットフォームを刷新し、システムやプロセスを改善することです。Dynamics 365 ではその変革と IT アジリティの向上を実現しながら、その過程でビジネス成果を達成していくことができます。
たとえば、Bel Fuse (英語) は最近、カスタマイズが複雑化し更新が難しくなっていた Oracle のレガシーバージョンから、Dynamics 365 Finance と Dynamics 365 Supply Chain Management に移行を選択しました。これによってデータ統合が可能になり、サプライ チェーンのオペレーションと財務プロセスの管理が簡素化したため、アジリティが向上し、市場の変化に迅速に対応できるようになりました。
Dynamics 365 は Microsoft Azure クラウド上で動作することにより、データ、分析的インサイト、業務アプリケーション サービスを提供するエンタープライズ SaaS アプリケーションとしても機能します。Azure クラウドでは、Microsoft Power Platform を使用して分析を行ったり、Microsoft Power Apps を使用してローコード/ノーコードで機能を拡張したりできるため、企業は ERP 戦略全体でより幅広くリアルタイムの AI ベースの予測的インサイトを活かして業務を改善することができます。
こうした機能をうまく活用しているのが、GN Group (英語) です。GN Group は先日 Dynamics 365 Supply Chain Management と Dynamics 365 Finance を導入し、すべての ERP データをクラウドに集約しました。また、マイクロソフト パートナー ネットワーク メンバーの SCALES Group の協力を得て、サプライ チェーン プロセスをよりアジャイルで構造的なものへと進化させました。同社は Dynamics 365 Finance を活用して財務データを一元管理し、AI ベースの予測的インサイトをリアルタイムで取得しています。また、Microsoft Power Platform を導入して、Dynamics 365 ビジネス アプリケーションの拡張にも取り組んでいます。同社はこれまでに、Microsoft Power BI を活用してレポート作成や分析を行ったり、Microsoft Power Apps を活用して Dynamics 365 Supply Chain Management とシームレスに接続するカスタムの VMI (ベンダー主導の在庫管理) ソリューションを構築したりしています。
マイクロソフトは今後も投資を継続し、機能の充実を図っていきます。7 月末には、サプライヤーへの支出関連のインサイトを提供している Suplari を買収 (英語) しました。Suplari はこの分野のリーディング企業であり、契約、発注、請求、経費、サプライヤーのリスクといった複数のソースから得られるデータを価値あるインサイトに変換し、企業がサプライヤーへの支出をプロアクティブに管理できるようにしています。マイクロソフトは、Suplari の支出インテリジェンスを Dynamics 365 の既存の機能と組み合わせることで、企業におけるインサイト活用をさらに促進し、ビジネス リーダーが戦略的なアクションを起こせるよう支援したいと考えています。また 8 月には、Dynamics 365 Intelligent Order Management の一般提供を開始しました。Dynamics 365 Intelligent Order Management では、リアルタイム在庫、AI、機械学習を活用して、フルフィルメントを最適化、自動化することができます。既存の ERP システムをシームレスに統合し、受注からフルフィルメントまでの注文ライフサイクル全体を管理することで、企業は、変化するビジネス モデルにすばやく適応し、最新のフルフィルメント手法に対応し、新しい受注チャネルを追加するために必要なアジリティを手に入れられます。
Dynamics 365 Supply Chain Management と Dynamics 365 Finance について、ぜひデモにお申し込みください。ガイド ツアーもあります。
* This graphic was published by Gartner, Inc. as part of a larger research document and should be evaluated in the context of the entire document. The Gartner document is available upon request from Microsoft.
GARTNER and Magic Quadrant are registered trademarks and service mark of Gartner, Inc. and/or its affiliates in the U.S. and internationally and are used herein with permission. All rights reserved. Gartner does not endorse any vendor, product or service depicted in its research publications, and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other designation. Gartner research publications consist of the opinions of Gartner’s research organization and should not be construed as statements of fact. Gartner disclaims all warranties, expressed or implied, with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.
Gartner, Magic Quadrant for Cloud ERP for Product-Centric Enterprises, 24 August 2021, Tim Faith, Denis Torii, Paul Schenck, Dixie John, Abhishek Singh.

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