Power Apps ポータル: ポータル Web API を使用したクエリ データのサポートの一般提供 (GA) 開始を発表
(本投稿は米国時間2021年2月10日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)
2021 年 11 月リリースで Power Apps ポータルのプレビュー機能 (英語) として発表していた、ポータル Web API を使用したクエリ データのサポートの一般提供 (GA) が開始されました。
機能
主な機能は以下のとおりです。
- レコードのクエリ
- システムのクエリ オプションの適用
- 特定のプロパティの要求
- 結果のフィルタリング
- 結果の並べ替え
- 結果の集計とグループ化
- 行数の取得
- 列の比較
- クエリによる関連テーブル レコードの取得
注意事項
プレビュー機能のサイト設定 WebAPI/enableReadOperationPreview が不要になりました。この機能はポータルのバージョン 9.4.1.x で一般提供が開始され、既定で有効になります。
変更点
Web API で列のアクセス許可をサポート
テーブルのアクセス許可は、ポータルで個々の Dataverse テーブル レコードにセキュリティを適用するために使用されます。テーブルの個々の列には列のアクセス許可を追加できます。列のアクセス許可は、Web ロールに関連付けられるオプションの構成です。
アクセス許可の評価時には、テーブルのアクセス許可が最初に評価されます。ユーザーがテーブルにアクセスできる場合、対応するテーブルの列のアクセス許可が適用されます。ユーザーがテーブルにアクセスできない場合、列のアクセス許可の構成はすべて無視されます。
列のアクセス許可はオプションの構成であり、定義されていない場合は、関連テーブルのアクセス許可がすべての列に適用されます。
列のアクセス許可の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。
前提条件
この機能を使用するには、以下のバージョンのスターター ポータル パッケージおよびポータルが必要です。
- ポータル ホスト: バージョン 9.4.1.x 以降
- スターター ポータル パッケージ: バージョン 9.3.2201.x 以降
フィードバックのお願い
皆様からのフィードバックは、今後の機能開発や改善に活用させていただきます。ぜひ Power Apps のコミュニティ (英語) にご意見をお寄せください。
Web API の読み取り操作の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。
よろしくお願いいたします。
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