統一インターフェイスへの移行タイムラインを発表
(当ブログは、2019年9月10日に米国で公開されたブログの抄訳をベースにしています)
お客様に Dynamics 365 Sales、Customer Service、Project Service、Field Service、Marketing の新しいユーザー インターフェイス クライアントをご利用いただくようになってから、2 年 (英語) が過ぎようとしています。大規模な組織のお客様の多くは、既に新しいインターフェイスへの移行を問題なく完了させています。そして、このたびマイクロソフトは、統一インターフェイスを有効化している組織が目標の 80% を超えたことを受け、レガシ Web クライアントの廃止を決定したことを発表します。まだ移行されていないお客様は、2020 年 10 月 1 日より前に、統一インターフェイスへの移行をお願いいたします。
また、ダイアログ (以前の発表) と タスク フロー (以前の発表) の機能についても、2020 年 10 月 1 日に廃止を予定しています。
マイクロソフトはこの発表を行うことで、お客様が早い段階で変更を認識し、対応準備を進めていただけるようにしています。現在、一部またはすべてのワークロードにレガシ Web クライアントを使用しているお客様は、できるだけ早く環境の変更についてご検討ください。Dynamics 365 統一インターフェイス コミュニティ サイト (英語) は、その準備を開始していただくのに最適な場所です。
2020 年 10 月 1 日より前に統一インターフェイスに移行していただけるように、移行がお済みでないお客様に対して今後数か月にわたって通知を行い、計画の策定を後押しさせていただきます。Dynamics 365 のレガシ Web クライアント、ダイアログ、タスク フローは、2020 年 10 月 1 日以降ご利用いただけなくなる予定です。
今すぐ移行計画を始めましょう
統一インターフェイスには数多くのメリットがあります。ここではその主なメリットをご紹介します。
どこからでも作業可能: 今日では、さまざまな場所やデバイスから作業できることを求める人が増えています。メタデータ駆動型のエクスペリエンスを提供する統一インターフェイスでは、拡張可能なフレームワーク上に構築されたコントロールにより、モバイル クライアント、埋め込みのクライアント、Web クライアントのすべてで統一されたエクスペリエンスが提供されます。アプリの表示は使用時の画面サイズにリフローされます。
優先ロールの作成: 統一インターフェイスと優先ロールの作成により、エンド ユーザーのエクスペリエンスが簡素化されます。たとえば、組織内で自分に割り当てられたロール向けのタスクと情報のみを表示できるようになります。またこれによって、ユーザーの混乱やトレーニング コストを抑制できます。
ナビゲーションの強化: 複数のアプリをすばやく切り替えたり、最近使用したアプリやピン留めしたアプリに簡単にアクセスしたりできるようになります。また、優先ロールのエクスペリエンスと併用することで、ユーザーに必要なものだけ表示されるようになります。
パフォーマンスの強化: レガシ Web クライアントに比べて、全体のパフォーマンスがはるかに向上しています。主なものとしては、アプリケーション メタデータの取得の迅速化、フォームのレンダリングの改善、フォームやグリッドの読み込み時間の短縮、カスタマイズされたフォーム リボンのパフォーマンス向上などです。
生産性の向上: タイムライン ウォールやビジネス プロセス フローを通じた一般的なタスクを実行するのに必要なクリック数が減り、作業効率が上がっています。
アクセシビリティ: この統一インターフェイスは、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) といったアクセシビリティ標準を念頭に開発されました。マイクロソフトはアクセシビリティ適合レポート (英語) を定期的に公開し、当社の製品とサービスがこうしたアクセシビリティ標準にどのように準拠しているかを明らかにしています。
サポート コミュニティをご利用ください
何から始めてよいかわからない場合は、まず Dynamics 365 統一インターフェイス コミュニティ サイト (英語) をご利用ください。
皆様をサポートする動画、記事、ヘルプ ドキュメントを用意しており、移行の計画と管理にお役立ていただけます。
今回の変更の詳細については、よく寄せられる質問 (英語) をご確認ください。

Like
Report
*This post is locked for comments