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Dynamics 365 Supply Chain Management の総合経済効果

Keita Nomura Profile Picture Keita Nomura

(本投稿は米国時間2022年3月17日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

以前、Microsoft Dynamics 365 が 2021 年の Gartner® Magic Quadrant for Cloud ERP for Product-Centric Enterprises において「リーダー」の評価を獲得した ことをブログでお伝えしました。今回は、マイクロソフトがお客様にご提示する価値提案をさらに裏付けるために、マイクロソフトの委託で Forrester Consulting が実施した最新の Total Economic Impact (TEI: 総合経済効果) 調査の結果をお伝えします。この調査では、Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management を導入することで企業が見込める ROI (投資対効果) について検証しました。

調査方法と目的

TEI は、企業によるテクノロジ関連の購買決定を支援するために Forrester Research が開発した手法であり、テクノロジ ベンダーはこれを活用して自社ソリューションの価値提案を効果的に伝えることができます。今回の調査の目的は、Dynamics 365 Supply Chain Management の導入によって見込める財務上の効果を評価するための枠組みをビジネス意思決定者に提供することです。

TEI 調査として、Forrester Consulting Dynamics 365 Supply Chain Management を導入した 5 つの組織にインタビューを実施しました。その後、これらの各組織の事業の特徴とインタビュー内容を集約した 1 つのモデル組織を構築しました。この調査で得られた主な知見は、そのモデル組織をベースにしたものです。それではご紹介していきましょう。

この調査で得られた主な知見

Dynamics 365 Supply Chain Management は、顧客へのサプライ チェーンの可視性の大幅な向上を目指している製品中心型の組織が、既存の ERP (エンタープライズ リソース プランニング) プラットフォームを刷新できるよう支援するソリューションです。また、適切な計画策定、組織の俊敏性向上、設備の稼働時間の最大化を支援し、円滑で収益性の高い事業運営を行えるようにすることも目的としています。

Forrester の調査では、「生産量の増加」、「ダウンタイムの短縮」、「品質の改善」、「インフラストラクチャ コストの削減」、「開発者の生産性向上」という 5 つの定量化可能な効果が明らかになりました。

それでは、Dynamics 365 Supply Chain Management がエンタープライズ サプライ チェーン全体にどのような価値をもたらすのか、またそれぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

生産量の増加

Dynamics 365 Supply Chain Management では、AI を活用した需要予測の強化により、需要計画を改善することができます。また、生産スケジュールが現場に可視化され、材料、労働力、設備のリアルタイムの稼働状況に基づいてスケジュールを動的に再調整できます。こうした改善によって、より対応力の高いプランニングとスケジューリング、需要と供給の的確な同期、生産ボトルネックの特定と最小化が可能になります。その結果、生産量が増加し、金額にして 3 年間で 2,430 万ドルの規模になりました。

ダウンタイムの短縮

このソリューションでは、生産や在庫をリアルタイムに把握できるコネクテッド ファクトリーを作成して、作業現場をプロアクティブに管理することもできます。この点が、「サプライ チェーンから収集されるデータが大幅に増加した」と Forrester の調査で報告された理由の 1 つです。これらの収集されたデータによって、設備の使用状況やリソースの可用性を詳細に把握し、機械のダウンタイムの根本原因を体系的に見つけることができます。

Dynamics 365 Supply Chain Management のエンジニアリング変更管理機能により、品質の問題や部品の陳腐化にも迅速に対応できます。Forrester の調査対象企業では、これらの機能を活用して、コストがかさむビジネス クリティカルな生産設備のダウンタイムを短縮し、OEE (総合設備効率) を向上させて、生産ラインを 24 時間 365 日スケジュールどおりに稼働させることができました。500 台の製造装置を保有している企業では、このダウンタイムの短縮規模は金額にして 3 年間で 150 万ドルを超えました。

品質の改善

Dynamics 365 Supply Chain Management の利用により、新たな製品品質の改善方法が見つかったと回答した組織もありました。特に役立ったのがリアルタイムの生産データで、原材料の品質のばらつきや機械の動作特性の違いが製品の品質に影響を与えるタイミングを把握できるようになりました。また、即座に判断し、品質を維持することが可能になりました。

状況改善のための対策を即座に講じることで、スクラップ率を減らし、根本原因を特定し、不要な損失を回避すると同時に、生産品質を改善できました。この品質改善により、3 年間で 680 万ドルを超えるコスト削減を達成しました。

インフラストラクチャ コストの削減

今回の Forrester の調査対象組織では、複数のレガシ アプリケーションを廃止することで大きな改善が見られました。それらのレガシ アプリケーションの多くがオンプレミスで、高度にカスタマイズされ、統一性がなく、連携されていませんでした。システムとプロセスを最新のクラウドベース ソリューションに移行したことで、サーバーのメンテナンスとシステム管理の費用が削減され、以前のソリューションを拡張した場合に想定される大幅なコスト増も回避できました。こうしたインフラストラクチャ コストの削減規模は、3 年間で合計 1,100 万ドルになりました。

開発者の生産性向上

Dynamics 365 Supply Chain Management では、Microsoft Power Apps を活用したローコード/ノーコードの機能拡張により、カスタマイズ コストを削減できます。また、Microsoft Azure クラウド上で実行することで業務アプリケーション サービスとして機能するため、開発者や技術スタッフがシステム管理にかける時間を大幅に削減できます。これによって空いた時間をより価値の高い他の業務に振り向けられるため、生産性が向上し、3 年間で約 70 万ドルの財務的効果が見込まれます。

定量化されない効果

調査対象組織からは、定量化されない効果が多数あったことも報告されました。たとえば、対応力の向上、納期遵守の改善、顧客満足度の向上、予測能力の強化によるサプライヤーとのコラボレーションや計画策定の改善、また、チームや職務間のサイロ化の解消によるチーム メンバーの日常業務の改善などがありました。

まとめ

ここまで見てきたように、Forrester の調査では、5 つの定量化可能な効果と、複数の定量化されない効果があったことが明らかになりました。これらをまとめると、Dynamics 365 Supply Chain Management により、3 年間で 4,433 万ドルの経費削減という経済効果がもたらされました。投資額は 2,327 万ドルで、ROI 90%、投資回収期間は 22 か月でした。

レポート全文は、Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management の Total Economic Impact の調査結果 (英語) をご覧ください。

次のステップ

Dynamics 365 Supply Chain Management は、アジャイルで構成可能な ERP ソリューションです。運用の可視性の向上、計画策定の迅速化、設備の稼働時間の最大化により、製造業者、小売業者、流通業者が接続性のあるレジリエントなデジタル サプライ チェーンを構築できます。また、ほぼすべてのソースからデータをリアルタイムで統合し、AI や機械学習を活用してインテリジェンスを生み出し、機会をプロアクティブに検出し、長期的な競争優位性を確立できます。

先日、Dynamics 365 Supply Chain Management の導入による総合的な経済効果について Forrester のアナリストとディスカッションを行う機会がありました。その内容は、オンデマンド ウェビナー「レジリエントで持続可能なサプライ チェーンを構築する (英語)」でご覧いただけます。マイクロソフトの最新のクラウド ベース サプライ チェーン管理ソリューションに関心をお持ちのお客様は、ぜひ Dynamics 365 の無料試用版をお試しください。


出典:

Forrester、「The Total Economic Impact of Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management」、2021 年 8 月 (英語)

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