AIが生み出すローコードアプリ開発の新時代をリードするPower Platform

（本投稿は米国時間2023年3月16日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。）

Charles Lamanna, Corporate Vice President, Low Code Application Platform


Microsoft Power Platformは、AIを活用したノーコード開発でソフトウェア開発を再発明します。本日、Microsoft Power Platformは、Power Apps、Power Automate、Power Virtual AgentsにおけるCopilotを発表し、開発の市民化をさらに進め、より多くの人々が自然言語を通じて革新的なソリューションを生み出すことができるようにします。Copilotは、直感的でインテリジェントなローコードエクスペリエンスによって、あなたの代わりにソリューションを作成します。Copilotは、市民とプロの開発者を問わず、開発を加速させるでしょう。
本日、Azure OpenAI Serviceによって実現されたPower Virtual AgentsとAI Builderの次世代AI機能の提供により、大きな一歩を踏み出すことになりました。

Microsoft Power Platformは、2021年以来、すべての開発者にAIを活用した開発体験を提供するための旅を続けています。Power Appsは、GPTを商用利用した最初の製品の1つであり、Power Appsのエクスプレスデザインによって、作成者が描いた図面、画像、Figmaドキュメントを自動的にアプリのユーザーインターフェース（UI）にすることが可能になりました。AIとローコードのこの融合は、ソリューションの構築方法に革命をもたらし、人々の働き方、コラボレーション、創造を根本から変えます。




Copilotの紹介

Copilotにより、Microsoft Power Platformは、Power Apps、Power Virtual Agents、Power AutomateにAIを活用したアシストを導入します。作成者は、ソリューションの構築を支援し、改善のための提案を提供するライブのスタジオ内Copilotを持つようになりました。アプリ、フロー、ボットを構築するには、自然言語を使って記述すれば、copilotが数秒で構築してくれます。それほど簡単なことなのです。

[View:/cfs-file/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-12-04/Next-generation-AI-in-Power-Platform-is-changing-how-you-develop-low_2D00_code-solutions.mp4:320:240]

Power Apps の Copilot を使えば、データをすべてのアプリケーションの中心に置くことが簡単にできます。アプリケーションの目的を記述すると、アプリケーション用のデータテーブルが自動的に生成されます。Copilotを使用すると、開発者は自然言語を活用して、ニーズに合わせてアプリを改良することができます。これにより、誰もがアプリケーションを構築できるようになり、プロの開発者は、より複雑なコード、コンポーネント、統合に集中して時間を節約することもできます。Power AppsのCopilotの詳細についてはこちらをご覧ください。

Power Automateは、効率を高め、面倒なビジネスプロセスをデジタル化します。Power AutomateのCopilotは、フローの作成を自動化することで、その効率性を高めます。作成者は、自然言語とスタジオ内のCopilotを使用して、複雑さに関係なく、数秒でフローを作成することができます。Microsoft Power Platformでは、Power AutomateのCopilotを使用することで、市場投入までの時間を劇的に短縮できると見込んでいます。2022年10月に開始したプレビューに基づき、Copilotを使用した場合、Power Automateのワークフローの開発時間が50%短縮されることがすでに確認されています。Copilot in Power Automateの詳細についてはこちらをご覧ください。

インテリジェントなチャットボットは、さまざまなトピック、応答、およびコンテキストの知識に対応できるように設計する必要があります。このようなボットは、ローコードで構築しても時間がかかります。しかし、このようなボットの構築には、ローコードでも時間がかかります。Power Virtual AgentsのCopilotを使用すれば、ボットの作成と修正を短時間で行うことができ、インテリジェントな会話ボットを数分で構築することができます。スタジオ内のCopilotを活用し、生成AIを使用して、自然言語によるトピックの構築と改良を行うことができます。Copilotの体験は、こうした障壁をさらに取り除き、チャットボットの開発を加速させます。Power Virtual AgentsのCopilotの詳細についてはこちらをご覧ください。


Generative AIによるユーザー体験の向上

Copilot、AI BuilderのGPTモデルによるテキスト作成、Power Virtual AgentsのConversation Boosterの発表に加え、MicrosoftはMicrosoft Power Platform全体でAIを活用した別の機能を発表しています。これには、アプリ内アシスタントを提供するPower AppsのGPT対応チャットボットの組み込みによるユーザー体験の合理化も含まれます。また、エンドユーザーがデータをインテリジェントに照会し、即座に実用的な洞察を得ることを可能にする、Power AppsのGPT対応データ探索も含まれています。これらの発表の詳細については、こちらをご覧ください。


想像力の限りを尽くしてイノベーションを起こす

ローコードはすでに、技術力には関係なく、誰でも独自のソリューションを構築する機会を提供しています。Copilotを使えば、誰でも自分のアイデアに命を吹き込むことができるため、組み込み型のGenerative AIは、ローコード開発のアクセシビリティを飛躍的に向上させます。IT部門は、AIトランスフォーメーションをリードし、組織が大規模で迅速なイノベーションを起こせるようにすることができます。

ローコード開発スキルにより、時間やコストを節約し、生産性を向上させるソリューションを構築することができます。新しい働き方を導入する Microsoft 365 Copilot で、組織の生産性向上をさらに高める方法をご紹介します。マイクロソフトの次世代AIに関する発表はAI Hubで、マイクロソフトのCopilotに関する発表はOfficial Microsoft Blogですべてご覧ください。

マイクロソフトの責任あるAI

Microsoft Power Platformは、AIが行う承認、追跡、提案の受け入れを担当する人間を、常にプロセスに参加させるCopilotの体験を構築しています。これらの新機能は、公平性、信頼性と安全性、プライバシーとセキュリティ、包括性、透明性、説明責任を含むマイクロソフトの責任あるAIの原則に沿うように設計されています。マイクロソフトの包括的なアプローチは、革新的な研究、卓越したエンジニアリング、責任あるガバナンスを組み合わせることで、社会に利益をもたらすAIを推進します。

プレビュー機能に関する免責事項

Microsoft Power Platformの新しい次世代AI機能は、Azure OpenAI Service with GPTを利用した実験的なプレビュー機能です。プレビュー機能は本番環境での使用を想定しておらず、機能が制限されたり、展開の可用性が制限されたりする可能性があります。詳細については、製品ドキュメントをご確認ください。