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Dynamics 365 Intelligent Order Management で変化にすばやく適応

Keita Nomura Profile Picture Keita Nomura

(本投稿は米国時間2021年9月13日付のブログ投稿の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)

企業は柔軟性に欠けるモノリシックなソリューションから、アジャイルなビジネス アプリケーションへと移行を始めています。そうしたビジネス アプリケーションは迅速に導入できるだけでなく、既存システムとのシームレスな連携が可能だったり、さまざまなタッチポイントからの幅広いデータを収集してデータのサイロ化を解消したりすることができます。Forrester によると、データのサイロ化は顧客ニーズの包括的な分析を妨げるものであり、小売業の意思決定者の 44%1 が課題と認識しています。

また、よりパーソナライズされた体験を顧客に提供するために、あらゆるエンゲージメント チャネルでの注文を一元管理できるようにすることも必要になっています。ビジネス リーダーたちは、アプリケーションを最善の組み合わせで活用すれば、ビジネス プロセスの変更に費用や時間をかけずに同じ目標を達成できると考え、こうした変化を推し進めています。

マイクロソフトは先月、Microsoft Dynamics 365 Intelligent Order Management の一般提供開始を発表しました。Intelligent Order Management を使用すると、導入が容易な標準のコネクタをローコード/ノーコード環境で活用して、アジリティを高めることができます。そして今月は、Dynamics 365 Intelligent Order Management の機能を拡張する新たな統合機能と機能強化を発表します。

関連情報: Dynamics 365 Intelligent Order Management の一般提供を開始

パートナー コネクタを活用した迅速なスケールアップ

McKinsey & Company2 は先日、幅広い業界や地域のサプライチェーン分野の経営幹部 60 人を対象に調査を行いました。回答者の 85% が、非効率なデジタル技術が原因で、新型コロナウイルス感染症拡大による物流の混乱、部品・材料の不足、需要の急激な変動への対応に苦慮したと答えています。Dynamics 365 Intelligent Order Management には、そのまま使用できる構築済みのパートナー コネクタが用意されているため、eコマース プラットフォーム、フルフィルメント サービス、配送パートナー、その他バックオフィス システムとすぐに連携して環境の拡張を図ることができます。マイクロソフトは、成長を続けるパートナー エコシステムを通じて他の最適なソリューションとシームレスに連携し、新たなレベルのアジリティを達成できるよう支援します。

Intelligent Order Management で提供される受注システムの構築済みコネクタには、Orderful (英語)BigCommerce (英語) などがあります。BigCommerce はクラウドベースの eコマース SaaS プラットフォームです。また、Orderful はクラウドベースの電子データ交換 (EDI) プラットフォームで、Orderful のネットワークからの EDI トランザクションを統合できます。これらの新たな受注ソースを利用することで、より機動的なオペレーションが可能になり、あらゆる場所から注文を受け付けて速やかにビジネス チャンスをつかめるようになります。

他にも満を持してお伝えしたいのが、ShipStation (英語) との統合です。ShipStation は Web ベースの eコマース出荷プラットフォームで、オンライン注文の配送先住所ラベルをすばやく作成できます。ShipStation を Intelligent Order Management プラットフォームと連携させれば、すべての配送業者と注文ソースを 1 つの統一されたソリューションにまとめることができます。

さらに、位置情報や商品分類から注文の税率を算出する自動税務コンプライアンス ソリューションの Avalara (英語) や、倉庫での調達業務を一元化し、マテリアル ハンドリングのオペレーションを効率化するクラウドベース プラットフォーム Flexe (英語) との統合も可能です。

これらの事前構築済みパートナー コネクタを Intelligent Order Management に追加することで、アジャイルでレジリエントな受注管理プロセスを構築し、これまでの非効率なデジタル技術から脱却するための基盤としてマイクロソフトのソリューションをご利用いただけます。

関連情報: Intelligent Order Management パートナーと主要サービス プロバイダーの連携で注文管理を最適化 (英語)

市場参入を迅速化

組織はもはや、変化に弱く受け身のままではいられなくなりました。柔軟で適応性の高いアジャイルなアーキテクチャを求める必要があります。McKinsey & Company の調査3 では、アジャイル トランスフォーメーションで大きく成功すると、効率性、顧客満足度、従業員エンゲージメント、オペレーション面が約 30% 向上し、その結果、組織のスピードが 5 ~ 10 倍になり、イノベーションが加速することがわかっています。

ShipStation とのパートナーシップによって、Intelligent Order Management では配送先住所ラベルをアプリケーションから直接印刷できるようになり、これがユーザーの時間の節約につながっています。

また、マイクロソフトは、内部と外部間の ID 変換機能の追加など、システム機能の更新も続けています。内部と外部間の ID 変換では、異なるプロバイダーとの間で複数のマッピングを確立できます。たとえば、BigCommerce のような eコマース システムと Intelligent Order Management の間で、同じ商品や SKU に付けられている異なる名称をマッピングすることができます。Intelligent Order Management は多くの内部システムと外部システムの間でデータがやり取りされる複雑な受注環境で使用されるため、こうした内部と外部間の ID マッピングは非常に重要です。

ローカリゼーションに関しては、ビジネス イベントの定義プロバイダーの定義のメタデータをローカライズしました。このローカリゼーションの更新により、英語以外に、アラビア語、デンマーク語、オランダ語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語にも対応しました。

また、より充実した Power BI アーキテクチャもご利用いただけます。たとえば、ユーザー インターフェイスに埋め込まれた一連のダッシュボードは Microsoft Power BI のテクノロジをベースとしています。この Power BI ダッシュボードは、アプリ内を移動する受注データやフルフィルメント データのインサイトをより長期にわたって提供します。

フルフィルメント インサイトで注文精度を向上

Gartner® が最近実施した「ラスト マイル」に関する調査によると、フルフィルメントの精度が 95% 以上と答えた企業は、わずか 18% でした4。マイクロソフトは、この重要なパフォーマンス指標を向上させる手段として期待できるのがデジタル ソリューションであると考えています。そして、今回の新しい注文インサイト ダッシュボードがそれを実現する助けになるでしょう。

注文インサイト ダッシュボード (上図) では、Intelligent Order Management から流入する注文フルフィルメント アクティビティが集約され、詳細に可視化されます。この 1 つの画面から、注文あたりの明細行数の平均注文件数注文明細行数納期を過ぎた注文といった主要なパフォーマンス指標をすばやく確認できます。また、プロバイダーごとにパフォーマンス指標を確認することも可能で、問題がある場合はそのプロバイダーの情報を詳しく調べることができます。

インサイトのメニューには、注文の処理状況を包括的に把握するためのさまざまなダッシュボード ビューが用意されています。たとえば、日次イベント ダッシュボードでは、ミスが発生した注文オーケストレーション ステップの概要が表示され、意思決定プロセスに役立つようフラグが立てられます。

さらに詳しい情報は最新のウェビナーをご覧ください: 注文フルフィルメントを競争力に変える (英語)

次のステップ

需要の変化にすばやく適応する力を絶えず高めていくには、柔軟なソリューションが必要です。Dynamics 365 Intelligent Order Management なら、他の最適なアプリケーションを組み合わせてシームレスに連携することができます。マイクロソフトは、迅速なスケールアップ、市場参入の迅速化、フルフィルメント インサイトによる注文精度の向上のための機能を提供し、組織のアジリティ向上を支援していきます。

これらの機能が皆様のもとで実際にどのように機能するか確認するには、ぜひ Dynamics 365 Intelligent Order Management の無料試用版をお試しください。


1 A Forrester Consulting Thought Leadership Paper Commissioned by Microsoft. The Digital Commerce Imperative. January 2021.

2 McKinsey, Resetting supply chains for the next normal. July 2020 | Article. By Knut Alicke, Richa Gupta, and Vera Trautwein.

3 McKinsey, The impact of agility: How to shape your organization to compete. May 25, 2021 | Survey. By Wouter Aghina, Christopher Handscomb, Olli Salo, and Shail Thaker.

4 Gartner, Top Trends in Retail Digital Transformation and Innovation for 2021. 5 February 2021. By Kelsie Marian, Miriam Burt, Max Hammond, Hanna Karki, Robert Hetu, Sandeep Unni.

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