Power Automate Desktop for Windows 10 で作業を自動化 - 追加費用なし
(本投稿は米国時間2021年3月2日付の ブログ投稿 の日本語抄訳です。内容に齟齬がある場合、原文を正とさせていただきます。)
2020 年、Microsoft Power Automate では、Microsoft Power Automate Desktop の導入を機にロボティック プロセス オートメーション (RPA) 分野への投資を強化しました。Power Automate の RPA を初めて披露したのは、2019 年の Microsoft Ignite でした。それ以来、大きな成長を見せており、数十万の組織が Power Automate を使用して月に数十億件の操作を記録しています。
こうした気運に乗って、今回マイクロソフトは、Power Automate Desktop のデスクトップ操作の自動化機能を Windows 10 ユーザー向けに追加費用なしで提供開始することを発表します。Windows 10 のユーザーは、3 月 2 日以降、Power Automate Desktop をダウンロードしてロー コード RPA を活用することができます。なお、Power Automate Desktop は、数週間後にリリースされる Windows Insider Preview ビルドにも同梱されます。
このユーザー フレンドリーなロー コード アプリケーションにより、コードを書く人も書かない人も Windows 10 の時間のかかる反復的な手作業を自動化して、ワークフローを最適化できます。その詳細については、続きをお読みください。
毎日行うルーチン ワークを自動化して、空いた時間をより付加価値の高い作業のために使う
ビジネスのペースが加速しており、だれもが生産性を上げて価値をすばやく生み出し、より戦略的で革新的な発想を進めるにはどうすればよいのか、ということを模索しています。「面倒な作業」、つまり、反復的で時間のかかる手作業のせいで、1 日の限られた時間を浪費してしまうことはよくあります。
Power Automate Desktop ではロー コード RPA (コーディング不要) を活用して「面倒な作業」を自動化し、より付加価値の高い仕事をするための時間を取り戻すことができます。RPA では、マウス クリックやキーボード入力などの操作を記録して、デスクトップ上の新旧アプリケーションのワークフローを自動化できます。機能は Microsoft Office アプリのマクロに似ていて、SharePoint、Microsoft Excel、Microsoft Outlook や、多数のサードパーティ アプリケーションや Web サイトでの反復的な操作をデスクトップから記録し、必要なタイミングでそれを再生できます。
一般的なシナリオの 1 つは、週、月、四半期、年単位の大規模なレポート作成のスケーリングと自動化が必要なケースです。Power Automate Desktop があれば、データベース、Web ページ、Excel ファイル、PDF など複数のソースから取得したデータの集約を自動化して、所定の要件に基づいたレポートを自動生成できます。
ルーチン ワークの自動化を始める — コーディングは不要
Power Automate Desktop では、簡単に最初のデスクトップ フローを作成することができます。一連の手順に従い、ドラッグ アンド ドロップまたは後で実行するデスクトップ操作のフローを記録して、操作やタスクを自動化します。ドラッグ アンド ドロップで直観的に操作できるビジュアル デザイナーでは、400 を超える数のデスクトップ上の操作が用意されており、クリックやマウス操作の記録、記録内容の編集や変更が可能です。
「コミュニケーション セクターにとっての自動化のメリット」のビデオ (英語) を視聴して、マーケティング部門が RPA と Power Automate のその他の機能を活用してどのようにレポートを生成し、時間を節約しているかをご覧ください。
<VIDEO>
Power Automate の期間限定オファーで自動化をさらに進める
Power Automate Desktop for Windows 10 が提供する機能に加えて、有人 RPA を含む Power Automate per user プランの機能を利用すれば、可能性がさらに広がります。組織全体で自動化を行い、フローを共有して共同作業を行い、Process Advisor (プレビュー) でビジネス プロセスのボトルネックを突き止め、AI Builder でドキュメントからデータを抽出し、ガバナンスでフローを管理、制御できます。
こうした機能を活用して、RPA の導入を模索している組織をさらにサポートするために、マイクロソフトは期間限定のオファーを提供します。2021 年 4 月 1 日から 2021 年 9 月 30 日までの期間、有人 RPA を含む Power Automate per user プランを 1 ユーザーあたり月額 15 ドルで提供します。企業、米国政府機関、世界各国の政府機関のお客様を対象に、ボリューム ライセンス (VL)、クラウド ソリューション プロバイダー (CSP)、Web Direct チャネルを通じて、期間限定で提供します。最低購入条件は 5,000 ライセンスで、他の条件も適用されます。
Coca-Cola Bottling Company United (Coca-Cola United) は、Power Automate の追加の RPA 機能を利用している企業の 1 つで、ミスを減らし、注文管理を合理化しています。導入事例はこちら (英語) をご覧ください。
有人 RPA を含む Power Automate per user プランの期間限定オファーは 4 月 1 日から開始します。それまでに Power Automate の各種プランと価格についてもご確認ください。
独自の自動化の実現に今すぐ着手する
RPA を Windows 10 ユーザーに提供すれば、組織の全員が重要な業務に集中し、最終的な成果に違いをもたらせるようになります。Power Automate Desktop アプリをダウンロードして、今すぐデスクトップの自動化を始めましょう。
こちらのスタートアップ ドキュメントを読んで、最初のデスクトップ フローを作成してタスクを自動化する方法をご確認ください。その他にも役に立つ重要な情報がそろっています。

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